【SR400 マフラー探しの旅】4型に5型マフラーを!の巻

バイク

はいどうも、こんにちは!秘密基地ひろしです。

今回はうちのヤマハ SR400、通称SR1号(2017年式、4型、FI前期、ユーロ4対応前)についてのお話です。

長雨のあとやっと晴れたのでSR1号を連れ出しました。

うちには他にもう一台のSR400、通称SR2号があります。こちらはファイナル エディションで2021年式の5型、ユーロ4対応後になります。

SR1号を色々カスタムする上で、常にその基準となるSR400をベンチマークとして置くために増車したのです。

納車されてまだ2か月、走行300kmのファイナル エディションです。

4型と5型の違い

SR2号が納車されたときはSR1号は結構カスタムしてあったので、直接比較が出来ませんでした。たぶんフィーリングは同じだろうとタカをくくっていました。

その後、動画のコメントで比較を依頼されたりして調べていくうちに、4型と5型は結構違うことが分かってきました。

そこでSR1号をどノーマルに戻し、以前の記事でもご紹介しましたようにガチンコ対決させてみました。

そこで5型の良さがかなり分かってきました。

5型のマフラーは歯切れがよく、メーカー純正マフラーにしては珍しくライダーにもシッカリその音が伝わるんです。

例えば発進時に2500rpmを目安に、早目早目でシフトアップしていくと、ダダダダダ、ダダダダダと大変気持ちいいです。

また時速60kmの一定速度で走っていると、既にその時点でもうダカダカ言っちゃってますし、そこから少しでもアクセルを開けるとダダダとバイクが前に出ますから、乗っててとっても楽しいんです。

4型をお持ちの方には大変申し訳ないんですが、ヤマハもそれなりの大企業ですから、モデルチェンジをすれば良くなるのが当たり前で、これは仕方の無いことなのです。

そこでまたチョット良からぬことを考えたのですが、5型の良さってマフラーの貢献度はどれぐらいなんだろう?と。

もしその貢献度が高かったら、4型に5型のマフラーを付けたら、あ~ら不思議!4型が5型に早変わり!なんてことになるんでしょうか?

そう考えだすと、また夜も眠れなくなっちゃいましたので、4型に5型のマフラー付けてアイドリング音だけでも確認したいと思います。

アイドリングとふかし音確認

4型のアイドリングは相変わらず、ザ・エスアールって感じで可もなく不可もなくです。ただちょっと物足りないので、マフラーを社外品に変える方は多いと思います。

次に5型のアイドリングですが、始動直後はそんなに変わらないように思うのですが、よく聴いてみるとなんか歯切れが良いです。ふかしてみると歴然でかなり歯切れています。

走ってみてもこのマフラーはなかなか良くて、ノーマルマフラーのまま乗り続けられるポテンシャルがあります。

そして4型に5型マフラーを付けてみると、チャンと5型の音になっています。

まとめ

4型に5型のマフラーを付けてみると、面白いというか当たり前なんですけど、マフラーの歯切れの良さも含めて排気音が移植されました。

それで実際に走行させるとどうなるのか推測してみました。

4型に5型のマフラーを付けると5~6割程度は歯切れ、心地良さが上がりますが、5型ソックリにはならないと思います。

何故なら5型はガスが薄いように感じます。ガスとは混合気です。

5型はユーロ4対応していますので、更に厳しい排ガス規制やその他の制約を受けています。

排ガス性能向上としてはCO:一酸化炭素、HC:炭化水素、NOx:窒素酸化物の3本柱になります。更にはCO2や燃費の低減もありますから、燃料を薄くするしか選択肢がありません。

燃料を薄くするとCOとHCは減りますが、NOxは理論空燃比のやや薄い辺りで最大となりますので背反します。

そこで混合気をリーンにしながら如何にNOxを下げるかがメーカーの腕の見せどころです。

でも流石のヤマハも相当に苦戦したようで、弁当箱がかなりデカくなっています。弁当箱とは業界ではECU(エンジン コントロール ユニット)のことをいいます。

4型ではバッテリーの下にあった弁当箱が、5型では入りきらず、シート下まで移動してきています。

これが弁当箱(ECU)です。5型ではかなりデカくなったので元の場所に入りきらず、なんとこんなところに置かれています。この飛び出した分だけシート下がえぐられていますので、お尻が痛くならないか心配です。

結果として燃料を薄くしながらNOxを下げられたんだと思いますが、ビッグシングルの場合は混合気が薄いと燃焼爆発の打音が出てしまいます。

ところがドッコイ、SRマニアにそれは大変ウェルカムなことで、加えて件の歯切れの良いマフラーを付けることで、SRはより個性があって気持ち良くて楽しいバイクに仕上がった訳です。

ヤマハも随分と策士です。厳しい法規対応を逆手に取って、SRを更に気持ちよく走らせることに成功しています。

これは4型になりますが、ヤマハは5型を更に気持ち良く走らせることに成功しています。

もう一度結論を述べますが、4型に5型のマフラーを付けると6割程度は近づきますが、燃料が薄いので完全に5型にはならないと思います。

とは言うもののパーツリストで5型のマフラーの値段を調べてみました。税込みで115,500円です。もうゲロゲロ高いです。

誰も買わないとは思いますが、欲しい方は社外マフラーに交換して純正マフラーが不要になった人がヤフオクに安くあげていることがありますので、それを狙うしかありません。

またこんなことも思います。

SRの4型の値段は税抜きで51万円、5型ファイナルエディションが55万円で4万円高くなっています。

この差が気持ち良さの差なのであれば、4型は4万円を社外マフラーに投資して、5型以上に気持ち良くすることは出来るので、是非そちらをおススメします。

以上になります。ご覧下さいまして、ありがとう御座いました。

次の記事でまたお会いしましょう!

動画版はこちらです

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