はいどうも、こんにちは!秘密基地ひろしです。
さて今日はですね、”バイク編”と銘打ちまして、”そうだ!SR400買わなきゃ!(GB350買ってる場合じゃないっスよ)”についてお送りします。
このタイトルは決してホンダGB350をディスったり、軽く見ているという訳ではありません。実は近い将来にGB350も買うつもりです。(カミさんには内密に)
ところで350と云えば、かの有名な池沢さとし先生による漫画”街道レーサーGO”では、主人公のバイク”RZ350”を”サンパン”と呼んでましたが、私は断然”サンはん”派で御座います。(今はそことちゃうやろ)
この4月に発売されて大好評のGB350をこれからの未来のバイクだとすると、遂に43年の長い歴史に幕を降ろし終焉を迎えたバイクSR400は終わっていく過去のバイクです。どっちも好きなら、どっちから買うかは議論の余地が無いところかと思います。
実はSR400 ファイナル エディッション、先日6月18日に納車で御座いました。いやー納車っていくつになっても良いものでドキドキしますよね。前の晩はよく眠れず、朝も5時には起きてしまいました(本当はじじいなので毎日5時に起きてる)。
またもや新車探しに奔走
今年の1月にヤマハからSR400の生産終了宣言があったのですが、実はとある理由でSRの購入を躊躇していました。
そんな中、納車8日前の6月10日ですね、風呂につかりながらYouTubeを見ていましたら、どうもSRの予約注文が終わったらしく、運よく取れても納車は12月以降らしいとの情報がありました。まあ想定はしておりまして、ホンダS660ほど深刻ではないと思っていましたが、結構予想より速かったですね。
その夜一晩考えてみたんですが、居てもたっても居られず、翌日6月11日に買いに行くことにしました。
こんな場合はYSPが固かろうと思ったのですが、何と群馬県にはYSPが無いのです、トホホ。そこでいつも買ってるSOX、駄目ならレッドバロン、最後に埼玉のYSPの順に回ることにしました。
そうしたら1件目のSOXでやはり注文は終了とのことでした。しかし幸運にもキャンセル車があり、しかも現車がお店にありました。
本当はブルーが欲しかったのですが、レトロバイクと云えば暗色系がお似合いですから、これも何かの縁です。そのグレーを契約しました。
そして更に何と、納車は1週間後の6月18日と言うじゃあーりませんか(チャーリー浜風)。
気になるお値段ですが、乗出しで税込み約65万5千円です。
メーカー希望小売価格が税込み60万5千円で、諸費用が6万6千円、そこに自賠責やら税金を合わせると約9万円になります。合計で約69万5千円ですから、約4万円の値引きということです。6%程度の値引きですかね⁈
値引きが渋いですが、このバイクに関しては売り手市場なので、値引きがあるだけでもありがたいと思わないといけなんでしょうね。
今持ってるバイク、7台中の6台は生産終了してから必死こいて新車を発掘して買っていますし、最近ではホンダS660の注文でも、生産終了宣言の翌日に買いに行ったり、同じようなことばかりやらかしています。
今回に至っては生産終了を1月から知っているのに、注文出来なくなった直後にジタバタしています。全く持って学習機能が欠けてますね。(S660の動画も付けときます)
SR400 Final Edition にご対面~ん!
そんな訳でSRとはバイク館SOXでごたいめ~ん(懐かしい)です。
このファイナルエディション、平成28年度排出ガス規制でユーロ4対応した2019年式がベースです。そこでまずは2021年式ファイナル エディッションに特化した変更点を見ていきたいと思います。
まずは先ほどの全景写真ですが、このダークグレーは新色になります。
当初、全身ダークグレーだと思い込んでいたのですが、サイドカバーだけはブラックです。これで何か引き締まったような感じになりますので、流石、デザインのヤマハです。
この他には同じく新色のブルーがあり、また早々と売り切れたLimitedのブラック(サンバースト塗装)と3仕様の展開でした。
このダークグレーだけが燃料タンクに”Final Edition”の文字が入っており、所有欲を満たすと共に、喜びと哀愁を感じますね。
やはりタンクに在って、タンク全体のクリア塗装でフィニッシュされている方が高級感があります。
意外にもブルー、Limited共に”Final Edition”の表示はサイドカバーで、特にLimitedは電鋳立体エンブレムと凝ったものをシリアルナンバー付きで付けていますが、ブルーはラベルなのでチョット、チープ感があります。
いずれにしても3仕様とも全部やり方を変えているところにヤマハの拘りを感じますね。
”Final Edition”の表示が燃料タンクに入るダークグレーですが、サイドカバーも頑張っており、”SR”のロゴが立体金属ラベルで表現されており、中々に高級感があります。
ただ指でエッジを触ると引っ掛かり、何か切れそうです(心配するほどではないですが)。
意外にもファイナル エディッション専用アイテムは以上なのです。ここからはベースになっている2019年式の特徴を見ていきましょう。
これは触れてはいけない部分なのですが、誰かが言わなきゃいけないので敢えて最初に言います!キャニスター、超デカいです。
SR400は途中でFI化も果たしたので、中に何も入らなくなったのは十分理解するものの、なんだかな感満載の見てくれです。でもこれに依って3年も生き永らえてくれたので、今はただ感謝、感謝です!
次に目を引くのはウィンカーですね。太めの縁取りが付いたようなお洒落な形状になり、高級感は断然高いですが、レトロでチョット無骨なSRには前のシンプルな形状のほうが良かったと思います。
そして解かりにくいのですが、リアブレーキランプの前と言うか背面にクロームメッキの板が追加されました。実はここ、よく見える場所なのに見栄えが悪かったので、ボロ隠しで付けたと思われます。
個人的にはこのテールランプの形はそもそも随分なデザインなので、今更ボロ隠しで重量、価格増も無いなとチョット思います。
後は黒化ですね。フロントハブ、リアハブ、リアコイルスプリングがシルバーから黒塗装になっています。
ヤマハはクランクケースカバーは一生懸命磨いて、クリア塗装までしてくれているのですが、これらは表面も磨き跡があり、スプリングに至っては、表面がざらついておまけに凸凹していたので、黒塗装は精悍で大正解です。
2019年式の特徴で、ヘッドランプケースまで外装と同色にしていたのですが、このダークグレーはクロームメッキだったので一安心です(ブルーのものは外装色のブルー)。
後で出てきますが、バイク乗りにとって、ヘッドランプケースは絶対にクロームメッキでないと駄目なのです!
あとトリビアですが、左右のスイッチボックスの機能表示が英語からピクトグラム化されています。確か私も会社で開発をやっているとき、何年か前の法規変更であったような気がします。
実は白地メーターが嫌いです。SRはその歴史の中で白黒の変更を繰り返しているのですが、ファイナル エディッションはLimitedだけが黒地で、あとは白地です。なのでここだけは諦めていたものの、納車の帰りに感じたのですが、白も結構良いです(はいはいっと)。
あとメーターにもLimited同様、”Final Edition”と入っていれば完璧でしたが、ここは流石にLimitedに対してのモデルヒエラルキーを付けるところなんでしょうね。
今回チョット驚いたのがナンバープレートです。今までバイクとクルマを結構買ってきたのですが、3桁の経験すらなかったのにいきなり2桁です。
何か4桁ないと落ち着かないです。右に傾いて走りそう。(ナンバープレート見ながら走る訳ではないのですが…)。
しかも”79”!泣く?泣き?確かに早期定年退職の身なので今回貯金が減り、泣きですがそこですかね?
よく見たら上に”す”があるので、”すナック”?あまり外に飲みに行かないし、ダイエットの為ほとんど我慢して食べてないです。
まあ覚え易いからここも良しとしましょう。
みなさんもそうだと思いますが、納車ってそんなに機会がある訳ではないので、愛車と記念撮影ってしますよね⁉
私は必ず跨ったところを撮ってもらうことにしています。
55歳のおじさん、嬉しそうです。カメラポーズではなく、自然に顔が綻んでいます。チョットきもい(自分で言うのもなんですが)。
エンジンかけまっす!
さあそれではエンジンに最初の火を入れます(チョットきざに言ってみました)。
このバイク、一番肝心なのは音です。購入前にヤマハのホームページを穴が開くほど見ていたところ、とある年代のキャブ車をベンチマークとして音響解析を行ってチューニングしたみたいで、楽しみにしていました。
でもあまり変わった感じはなかったですね。心持ち、音が大きくなったかなあ。ただ前からノーマルマフラーでも良い音をしていたので特に落胆している訳ではないです。
納車後イキナリの実走レヴュー
納車後、バイク館SOXから道路に出て50mぐらい加速したところで、口をついて出た言葉は意外にも”スムースっす!”の一言でした。43年も作り続けられたバイクとは到底思えないです。
実はSRを買うのは2台目で、1台目は結構ガッチャガチャになるまでいじったので、デフォルトのSRがこんなにも洗練されていたのかと、驚きつつも思い出したんだと思います。
”スムース”だと聞くと、それってSRらしくないんじゃネ⁈と思われますが、そのスムースの裏側にちゃんとSRの排気音、振動、鼓動が配置されており、それが「もうちょっとだけなら出しゃばってもいいよ!」というぐらい絶妙の裏方さんみたいな状態になっているのです。
シッカリ、鼓動と排気音の歯切れを感じながら、極めてマイルドに加速していきます。それを一言で表現すると”スムース”ってなったんでしょうね。
このバイクに一番向いているのは、例えば二泊三日とかのロングツーリングです。
ロングツーリングでは朝から晩まで走るケースが多いので、音や振動が大き目だったりすると、朝は元気だから良いですけど、もう午後は疲れ切ってしまいます。
一方で主張の少ないバイクだと飽きてしまうので、SRはピッタリです。
まあそんな立ち位置だけど、ロングツーリングにはみんな滅多に行かないので、SRをカスタムしちゃうんでしょうね。もうちょっとだけ!って感じで。
少なくとも私は、今日再びSRのデフォルトに乗って、今までのカスタムを少し後悔しつつ、紆余曲折だったと痛感しています。でも、かと言ってやらない選択肢は無かったんで、しようがないんですけどね。
SRは常にみんなからドコドコ感が求められますが、私の印象ではタカタカです。
ビッグシングルとはいえ400ccと小さ目ですし、ショートストロークだからこんなもの、軽い(重くなってしまったが)車体とのコンビネーションで、これがとてもお似合いだと思います。
SR400のスイートスポットは、2,500から2,800回転ぐらいにあり、ここでシフトアップしながら、ややゆったりと加速していくと極上です。
また速度だとトップ5速、2,700回転ぐらいの60km/hで巡航していると、エンジンも常にタカタカ感を出していますし、そこからアクセルを捻れば、豪快ではないですが、ダカダカダカ…っていいながら加速していく瞬間もまた秀逸です。
まとめ
全くもってヤマハには脱帽です。
この辺の味付けは派手にやれないバイクメーカーの出来るギリギリの線までやっていると思います。
子供の頃を思い出すと2021年なんてとてつもなく未来で、本当はクルマが空を飛んだりしていたりする予定だったのですが、インターネットが発明されたので、まあチャラとしましょう。
そんな時代にこんなに古いものが、こんなに洗練された形で、しかも新車で堪能出来ることは大変幸せなことだと思います。
だからこそラストイヤーにどうしても買っておきたかったんだと思います。
このSR、大事にノーマルのまま乗って、私の終のバイクしたいと思います。(でもどうせ我慢出来なくて、マフラー替えちゃうんだろうな)
追伸ですが、最後の写真のヘッドランプケースに雲が映っていたのが見えますか?こうなるともう片岡義男ワールドです。
もしこれが入道雲なら”完璧な夏だな”とか彼は言うんだと思います。だからバイク乗りにとってヘッドランプケースはクロームメッキじゃないと駄目なんです。絶対に!
本日はご覧頂きまして、ありがとう御座いました。
次回はもう少し詳細にSRのレヴューをしていきたいと思いますので、お気に召しましたら、また見て下さい。
それでは、また!
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