【SR400 ファイナル エディション】ペダル調整の巻

バイク

はいどうも、こんにちは!秘密基地ひろしです。

ヤマハ SR400 ファイナル エディションも納車から1か月が過ぎましたので、流石に”買ったらやるべきこと”シリーズも完了させないと、「いつまでやってんだ!」って怒られそうです。

そこで今回は、その最終回ということで、ペダル調整の巻についてお送りします。

まずはリアブレーキペダル

まずは右側、リアブレーキペダルです。

調整に入る前に、恒例のサービスマニュアル、チェーック!です。

サービスマニュアルによると、リアブレーキペダルの原位置は、ステップの20mm下とのことです。

んっ!ここで気付いたのですが、規定値に公差が書かれていないです。しかも規定値はよく見てみると20.0mmと小数点第一位までオーダーされています。

ヤマハさん、突っ込ませて頂きますよ。「そりゃちょっと無理ですぜい!調整し切らんとバッテンです!」

因みにここは流石に買ってからまだ触っていないところです。故に問題は無い筈!と思いきや!

測ってみると30mmもあり、規定値より10mmも低いようです。

ここまで他の部分の調整に狂いは無かったので安心して測ったらリアブレーキペダル低過ぎです。

実は私、ガニ股で右足はだらしなくって、バイクに乗るときは爪先がいつも下を向いています。ですからこの低過ぎの30mmで丁度いいので、修正無しでいきます。

実際のリアブレーキペダル高さの調整は、リアブレーキペダルの回転軸の後方奥に調整ボルトがあり、ここの高さを上下させて行います。

リアブレーキペダルの回転軸の後方奥に見えるのが高さ調整ボルトです。

リアブレーキがディスクだとマスターシリンダーを押すロッドが伸びきってストッパーになっていて、こういう部品は無いですから、意外にシンプルなドラムブレーキにしては部品点数が増えている部分です。

このファイナル エディションは2台目(SR2号)のSR400で、SR1号は4年前から持っているのですが、今でも馴染めないのがこのストッパーの在り様です。

何か唐突にフレームに溶接されていて、非常に周りから浮いた構造になっています。気にするようなことでは無いのですが、いつも目がいってしまい、SRを気に入っているが故に、なんだかなあーっていつも感じます。

イチャモンついでにこれも言わせて下さい。

タンデムステップのサイドガードですが、Φ5の丸棒を2、3本溶接して作ってあり、なんか暫定工事っぽいです。

SRの出来が良いだけに「一体どうしちゃったの~?何があったの~?」と声をかけてしまうのが、このタンデムステップサイドガードの構造です。

「恒久対策品はいつ届くのでしょうか?」とヤマハさんにメールしたくなります(笑)。

丸棒1本だけで形成されていればまだ良かったんでしょうが、根元に別の丸棒を溶接しているので、ヤッツケ感がブリブリに出ています。恐らくは根元を補強しないと曲がっちゃうんでしょうね。

いずれにしてもヤマハ愛が溢れるが故の文句垂れですので、ご容赦願います。

一方、遊び調整に関しては大いに誉めてあげたいことがあります。

リアドラムブレーキのレバーの調整が蝶ネジになっています。

普通ここは六角頭のアジャスターナットが付いている場合が多く、手で回せますが両手作業になりますし、指が少々痛くなります。

でも蝶ネジだと手に優しくて、簡単に調整出来ます。リアブレーキの遊びって結構大事で、これだとちょっとした瞬間に遊びを気軽に調整出来ます。

ちょっと汎用品ぽくてカッコ悪いけど、リアブレーキの遊び調整ネジが蝶になっているのは嬉しいです。片手で出来ますので、何気にいつでも調整する気になります。

昔の他の車種でも見たことがありますが、こういったモノと一緒にSRも消えていくんだなあと思うと、昭和のおじさん、また泣けてきます(年取ると涙腺が)

お次はシフトペダル

ここもサービスマニュアルを確認しましたが、相変わらず「好きな位置に付けていいよ」とは書いてないです。ブレーキならいざ知らず、シフトレバーですからもう少し柔軟な感じが望まれます。

さて規定位置ですが、左のクランクケースカバー上に”MADE IN JAPAN”の刻印があります。このレターは扇状のエンボスの中になり、このエンボスの後方、下側の角にペダル中心の高さを合わせます。

シフトペダルはこの扇状のエンボスの後ろ下側の角に合わせることになってます。写真でも合ってないのが分かりますよね⁈

今回は文句ばかりになってますが、納車された状態では高過ぎますし、下げても今度は下方にオーバーします。

ここでサービスマニュアルを再度確認したところ、規定高さを中心に上下6度以内に組み付けよとのことです。

ペダルを中央値に合わせられない構造に対する取付け設定としてはチョット指示がいい加減ですね。

まあ古いバイクですので、目くじらを立ててはいけません。

先ほど右足がだらしないと書きましたが、右足がそうなら左足も然りです。

爪先はいつも下向きがちで、いわゆる爪先を突っ込みっ放しってヤツです。

ですからイニシャルの位置ではペダルが高過ぎますので、1ノッチ下げようと思います。

調整には工具が必要で、5mmの六角レンチを使います。

六角レンチに対する蘊蓄はあまり無いのですが、整備が好きなら一生モノなので、クロームメッキのロングタイプのセットがおススメです。且つ長手の先端がボールポイントになっていると、多少斜めに回せて便利です。

シフトペダルの調整には5mmの六角レンチが必要です。シフトペダル根元のスクリュウを外して調整します。

短い六角レンチしか入らないケースが稀にあり、そちらの準備も必要ですが、ジャンク品のような付属品で手に入ることが多いので、メインの工具は上記のようなものが良いと思います。

ペダルの根元に締付ボルトが入っていますが、工業界では禁じ手の下側からの締付です。これだとボルトが緩むとさらにそれが加速しますし、最終的にボルトは落ちてなくなってしまいます。

しかしここは下からしか締められないということで致し方なしです。しかも六角レンチが入り辛いですが、よく考えるとシフトペダルを少し上に持ち上げてあげれば良いことに気付きます。

この締付はロッド側の首に筋が掘ってあって、そこに嵌っているタイプなので完全にボルトを抜かないと外れないタイプです。

で、今度はボルトを抜いたら抜いたでシフトペダルがステップに当たって抜けません。しかし少し斜めに捻ると抜けないもののノッチを変えて再組付けが出来るのでヤレヤレです。

1ノッチ下げたら締付け直します。締付トルクは10Nmです。ここは一般締付と思われますので、トルクレンチは使わずに感覚で締めておきます(私の場合ですが)

これにて調整完了!と思いきや、一つ大きな問題があります。

シフトペダル先端のゴムですが、乗ってるうちに一番外側の外輪が千切れちゃいます。

SRはシフトペダル先端にあるゴムの一番外側の外輪が千切れます。消耗品なんですかね?でも6,500kmでもげてるのは納得が…

一時期、SRの中古車を探していた時期があり、色んなSRを見ましたが、大概ここがもげています。

うちのSR1号もまだ6,500kmしか走ってないですが、ご多分に漏れず千切れています。

このままだとSR2号も千切れるのは時間の問題なので、何か対策を考えたいと思います。

リアブレーキで思うこと

自分で言うのもなんですが、バイク乗るのが下手で、リアブレーキで姿勢を制御するようなったのは20代の後半ぐらいです。

若い頃、”限定解除”(これも例の使わなくなったバイク用語、今は大型二輪免許っていうんですかね)に挑戦していたとき、リアブレーキを積極的に使わなかったので、アクセル、フロントブレーキ、半クラッチだけで一本橋やスラロームをやってました。コレじゃ上手くいく訳ないですよね。大変苦労しました。

でも何とか取れて、カワサキ ZZR1100に乗っていたのですが、このバイク結構大柄でUターンが上手く出来なかったのです。

この手のバイクは格好よく低速タイトターンが決められる人に乗って欲しいですよね。

それが20代後半のある日、「バイクってリアブレーキで乗るんだ(姿勢制御する)」と突如、開眼しまして、それ以来リアブレーキの調整はこまめです。

今回もペダルの遊びの規定値20~30mmに対して15mmで設定し、少し踏んだだけで効くようにしてあります。

当然、少な目の遊びに対しては、ブレーキの引き摺りが無いよう注意が必要です。

如何だったでしょうか?今回は以上になります。

それでは、また!

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