【SR400 ファイナル エディション】今度は2号!リアハブグリスアップ

バイク

はいどうも、こんにちは!秘密基地ひろしです。

前回、スイングアームのグリスアップの記事を上げましたが、反響が大きくて逆に驚いています。

それに興奮して中々夜、寝付けなかったのですが、その割には朝早くから起きてしまいました。

何故かというと、まだまだ大丈夫と思っていたスイングアームだったんですが、中のカラーがチョッピリ錆びてたんです!ひろしショック!

そしてグリスアップニップルってもう1個あったよな!と思うと、そうです!リアハブも既にもう錆びてるかもしれません。それが夢にまで出てきて早く起きてしまったという訳です。

そんな訳で早速、リアハブもバラして、そもそもヤマハがイニシャルでどれぐらいグリスを塗っているのか、またどれぐらいグリスアップすればいいのかを確認していきます!

ところでヤマハがXT500には付いていたリアハブのオイルシール3本を、SRでは廃止した話は有名です。故にそのオイルシールをSRに取付けるカスタムが常套ですが、自分で出来ない場合は費用も掛かりますし、時間が無い方もいらっしゃいますので、今回はそれを付けない前提で進めます。

SRのご先祖様、XT500のリアハブにはオイルシールが3本も在ったのにSRでは無くなっているので、SRユーザーはちょっとオコですよ、ヤマハさん!

リアハブをバラします

まず最初にハブダストシールを留めているサークリップを外します。これには閉め方向で使うサークリッププライヤーが必要です。

まずはサークリップを外します。外方向に突っ張るタイプなので、閉じ方向で使うサークリッププライヤーが必要です。

そしてハブダストシールを外します。これは嵌めてあるだけなので中から持ち上げれば外れます。

ハブダストシールを外します。表面の穴にマイナスドライバーを突っ込んで持ち上げれば簡単に外れます。

すると中にドライブハブをリアハブから抜けないように留めているハブストッパーが見えますので外します。これは180度づつ2つの部品に分かれて溝に嵌めてあるだけなので簡単に外せます。

ハブストッパーを外します。この部品は180度づつに分割されていて溝に嵌っているだけなので、マイナスドライバー等で簡単に引っ張り出せます。

この状態で既にハブストッパーにグリスが付いていますので、中の状態が期待出来ます。

さあ、いよいよドライブハブを外します。

遂にドライブハブを外しました。良かった~錆びてなかった~

良かった~、中は錆びてなかったです。一応、グリスは必要最低限ですが塗られています。

件のオイルシールは省かれたままですので、安心せずに早め、且つ定期的なグリスアップが必要と思います。

構造のおさらいですが、ドライブハブのグリスニップルからグリスを充填すると貫通した軸の中の穴からグリスが出てきます。ハブ側のそこには鉢巻き溝が掘ってあり、グリスはこの溝を充填しながら、軸の中を内外にはみ出していきます。

グリスニップルから充填されたグリスは、その下にある内輪の穴から内側軸内に出てきます。

XT500にはハブの内側と外側、そしてハブダストシールの外側、計3本のオイルシールが在ったので水の侵入が防げましたが、SRには無いので定期的なグリスアップが欠かせません。

改めてハブを確認すると、ヤマハはグリスニップルを使わず、組立て前のハブの表面にグリスを塗っているので、全ての空間が満たされている訳ではないです。故に必要最小限のグリスが塗られているだけと考えるべきです。

リアハブのグリスの塗布状況です。組立て前に表面に塗っているだけなので、溝の中にまではグリスは詰まっていません。

スイングアームもここもオイルシールが無いので、点検というよりは定期的なグリスアップを一緒にやっていくと良いです。

組立てます

一度、組み立ててグリスアップしてみます。

グリスアップの目安は、ハブストッパーの180度づつに割れている隙間からグリスがはみ出して来たら完了とします。

そこでまたバラしてみて、中がどうなっているか確認していきます。

確認項目ですが、まずはグリスが全体に行き渡っているかどうか、次に内側のハブダンパーの方にグリスが漏れ出していないかどうかの2点です。

グリスアップします

部品が組み立てられたら、グリスニップルからグリスガンでグリスを充填していきます。ここで使うグリスは一般的で万能といわれているリチウムグリスで十分かと思います。

グリスガンでグリスを充填していきます。グリスガンはホームセンターで1,500円程度で買えます。中に入れる蛇腹パックのリチウムグリスは200円程度です。

ここで訂正がありまして、グリスがはみ出してくるハブストッパーの隙間は外から見えませんでした。代わりにその外側のハブダストシールの内側からグリスが出てくるのが分かりますので、そこで充填停止です。

ハブダストシールの内側からグリスが溢れ出てきました。少しでもグリスが出てきたらグリス充填完了です。

再度バラして確認です

再度ハブをバラして、中のグリスの付き回りを確認していきます。

ハブダストシールを外しますと、グリスが漏れ出してきたぐらいですから当然、中のハブストッパーからグリスが溢れ出てきたのが分かります。

ハブストッパーの隙間からグリスが溢れ出しています。

いよいよドライブハブを外します。中々良い状態です。ハブの鉢巻き溝もグリスで満たされていますし、ハブの軸内もグリスが行き渡っています。

リアハブの鉢巻き溝にもしっかりグリスが詰まっています。写真下側が内側になりますが、グリスの漏れ出しはギリギリ無いようです。

次にハブの内側へのはみ出しですが、なんとかギリギリ漏れてない感じです。

そんな状況ですから充填し過ぎは禁物で、グリスアップしているときに外側にグリスが少しでも溢れ出てきたらグリス充填を止めた方が良いです。

まとめ

ヤマハでのリアハブへのグリス塗布ですが、スイングアーム同様、組立て前に必要最小限の量が塗られています。

スイングアームと違って、幸いリアハブには錆は発生していませんでしたが、スイングアームと一緒に早め、且つ定期的にグリスアップした方が良いです。

グリスアップの方法ですが、グリスニップルからグリスガンでリチウムグリスを充填し、ハブダストシールから少しでもグリスが溢れ出したらそこで完了です。

今回は以上です。ご覧下さいまして、ありがとう御座いました。

次回の記事でお会いしましょう!

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