【ヤマハ SR400】防錆時代その3~中編~リア周り

バイク

はいどうも、こんにちは!秘密基地ひろしです。

今回は前回のフロントフェンダー防錆処置に続き、中編ということで、リア周り部品の防錆処置とその部品脱着をお送りしたいと思います。

【動画版はこちらです】

【SR400ファイナルエディション】防錆時代その3!(中編)

他の防錆剤

前編の配信にたくさんコメントを頂きまして、ありがとう御座いました。

今、私はしゃかりきにクレのスーパーラストガードでなんとかしようとしてます。

最近お気に入りのクレ スーパーラストガードです。お値段も600円程度で財布に優しい!

でも他にも色々あって「ローバルというメーカーの常温亜鉛メッキ塗料っていうのを使ってますよ」とか「AZ長期防錆オイル216hというのを塗りますよ」と情報を頂いてます。

ローバルの常温亜鉛メッキ、強力そうです
AZ長期防錆スプレー216hです。216hは塩水噴霧試験の長さみたいです。

あとは「クレのシャシーコートクリアなんかもどうかな」と情報を頂いてます。

クレのシャシーコートクリアです。コイツは乾いたらベタツキは無さそう?

多分どれもいろいろ特徴があって、試してみるのもいいかもしれません。とにかくスーパーラストガードが正解って訳でもないので、いろいろ情報交換をさせて頂きながらやっていきたいと思ってます。

それから、ちょっと私なりに考えたのは、「これはやり過ぎか?」とも思うんですが、住宅用のシリコンシーラーはどうかなと。

住宅用のシリコンシーラー!でもちょっとこれはやり過ぎかな?

あとは車のシャシブラックですね。

定番のシャシブラックです。ホムセンで400円ぐらいで買えます。

それと車の場合はボディの下側はアンダーコートという柔らかい弾力性がある塗料が塗られてます。

これはS660ですが、車のアンダーコートも防錆の大きなヒントになります

これはソフト99からスプレーが出てます。今、取り寄せ中ですので、これはS660の方ですけども、来たら使ってみたいと思ってます。

ソフト99のアンダーコートはS660に塗ってみるつもりです。Amazonでも1,200円します。

そんな訳で今回は中編ということでお送りしたいと思います。

グラブバー

まずはテールランプとリアフェンダーの防錆処理をしていきたいと思います。あとグラフバーですね。

最初にシートを外します。対辺12mmのメガネレンチで両側2本のM8ボルトを外せば、簡単にシートが外れます。

シートは長いM8ボルト、両側2本で留まっています

次にグラフバーを外します。リアショックアブソーバーの上側と共留めになっていて、ここの袋ナットは対辺17mmのメガネレンチで緩めます。

グラブバーはリアショックアブソーバーと共締めなので対辺が17mmの袋ナットで留まっています。

SR2号では袋ナットを外したらスタッドボルトが錆びてて、本当に即死しそうになりました。

納車間もないSR2号は雨中走行無しでこの有様に

このSR3号はまだ走行20kmなので、流石に両側共大丈夫ですね。

ちょっと赤いのは気になりますが、スタッドボルトに錆はありません

グラブバーの後ろ側は裏側からM8ボルトで留まってますので、対辺12mmのメガネで外します。こういう狭いところはラチェットメガネレンチが楽かもしれませんね。

グラブバーの後側はM8ボルトで内側から留められています

これでクラブバーが外れますが、リアショックアブソーバーとの間にワッシャが入ってますので、位置関係を忘れず、また失くさないないようにします。

リアショックアブソーバーは違うサイズのワッシャが沢山使われているので注意が必要です

幸いグラバーには錆び無く無事でした。錆び易いのはブラケットの付け根とウェルドナット、荷掛けフックの溶接ですから、クレのスーパーラストガードを吹き付けます。

ブラケットや荷掛けフックの溶接部が一番錆び易いので防錆剤をたんまり塗ります

乾いてもベタベタしますから、触れる部分だけCRC556で清掃します。あとグラブバーの先端はパイプを潰してYの字型にしてますので、隙間があります。この中に防錆剤をたっぷり流し込んでおきます。

グラブバーの先端はパイプを潰しただけなので、中に隙間があり、ここの防錆が肝心です

テールランプ

続きましてテールランプを外していきます。リアフェンダーと一緒に外したほうが世話無いんですけど、単独で外すことも考えて、車載状態から外していきたいと思います。

まずECUはゴムバンドで留まってるだけなので外します。邪魔でどかすだけなのでECUのコネクターは外しません。

ECUはゴムバンドで留められてるので、簡単に手で外せます

ECUが外れたら3点締めになっているECUブラケットを10mmのラチェットレンチで緩めちゃいます。このECUブラケットを防錆する訳ではないですが、邪魔なんで外しました。

ECUブラケットが邪魔なので、M6ボルト3本を緩めて外します

リアフェンダー上面の配線はちゃんと復元出来るよう、バラす前にスマホで写真を撮っておいた方が良いです。特に黒いハーネスカバーはハーネスの折り方も独特なので、カバー自体の留め方も含めて記録しておいた方がベターです。

リアフェンダー上のハーネス引回し、特に黒いハーネスカバーを中心に正確に復元出来るよう写真を撮っておきます

それでテールランプのハーネスを抜いていきます。黒、青と黄色のギボシ端子を抜きますが、端子からハーネスがスッポ抜けないように、古い車なんかは注意しないといけないです。

テールランプハーネスはギボシ端子が使われているので、外すときに端子からハーネスが抜けないように注意が必要です

テールランプのハーネスはこのリアターンランプのものと三本束ねてインシュロックで留めてあるんで、大変残念ですけど切っちゃいます。

テールランプ、リアターンランプのハーネスを束ねるインシュロックをカットします

次にテールランプハーネスのリアフェンダー上側の引き回しを外します。

そしてリアフェンダーの裏側ですが、テールランプハーネスは板金クランプ6か所で留まってます。これは手で簡単に曲がるので全部外します。板金作業は手を切り易いので注意が必要です。

テールランプハーネスはリアフェンダー裏側の板金クリップで留められています。手で簡単に曲がりますが、エッジで手を切らないよう注意が必要です。

ハーネスの貫通部に黒い割りグロメットがあります。これはリアフェンダーの穴がギロチンになってハーネスが切れるのを防いでますから、結構重要なパーツになります。

後で外すのが面倒臭いんでナンバープレートを先に外します。M6ボルトで対辺10mmですから、ソケットレンチとメガネレンチで外します。

ナンバープレートは車体に付いてるうちに外しておきます

そしてテールランプの前側を10mmのソケットレンチで外していきます。ここのメッキの裏板はテールランプの光度を上げる為に付いてる反射板なんだそうです。反射板を挟んでグロメットでフローティングする構造になっています。

このテールランプのメッキの裏板はボロ隠しと思ってたら、じつは反射板だそうです

SR2号は、このボルトの首周りに錆が出たので、ここも防錆していきます。反射板の穴周りにも錆びが移ってたんでスーパーラストガードを吹いておきます。フローティングマウント用のゴムブッシュはスーパーラストガードで侵されちゃいますので、外してから塗ってください。

SR2号では、なんとこの反射板の取付穴周りが錆びたんです。新車だったのに…

テールランプを、裏からハーネスを押し出しながら外します。SR2号は幸いテールランプはどこも錆びてなかったので、今回も防錆の対象外です。

次にテールランプブラケットですけど、M6の通しボルトと袋ナットの4点締めになってます。10mmのソケットレンチで緩めていきますが、ちょっと厄介なのは表側のボルトの頭を押さえないと共回りして外れません。昔のSRの反射板はここではなくテールランプの両側にあったんで邪魔しなかったんですが、今は真ん中に付いてますので、奥側のボルトを押さえられません。なので、手前の2点から緩めていきます。

今のSRは反射板をテールランプブラケットの真ん中に共留めするので、これを先に外さないと奥のボルトが緩められません

下側のボルト2本は反射板と共締めでワッシャは一切無いです。一方、上側の2本はボルト側にワッシャが入りますので要注意です。

テールランプブラケットはラバーマウントになっているので、ゴムのグロメットの中にカラーが入ってます。ですから作業中に落とさぬよう注意が必要です。

テールランプブラケットはゴムシートを介してカラーでフローティングマウントされています

テールランプブラケットの中には沢山パッチが貼ってあるんですが、周りが茶色くなっていて、ちょっと錆びてるんでしょうね。

新車なので完全にメーカー不具合ですが、まあ、しょうがないんで防錆していきます。

テールランプブラケットですが中のパッチの周りがほんのり錆びてる~走行20kmの新車です

テールランプブラケットの裏の防振ゴムはスーパーラストガードで侵されちゃいますんで、カラーを抜いてゴムを外します。このカラーは、なんと長短二種類あって、上側が短い方です。

テールランプブラケットのカラーはなんと長短2種類!

テールランプを防錆処理してきますけど、まあ簡単です。もう全面にスーパーラストガードをぶっかけます。板合わせの隙間にも中までスーパーラストガードが浸透するように塗っていきます。

防錆は簡単!スーパーラストガードをぶっかけるのみ!

リアフェンダー

次にリアフェンダーを外していきますけど、どっちみち黒いゴムのハーネス留めは外さないと防錆剤に侵されちゃうんで、こいつを外して、リアターンランプハーネスも外します。

この黒いベルトは内側にヒゲ2本で引かれてハーネスを固定しています

ハーネス留めはリアフェンダーの裏側に向けて三角錐上の突起が刺さっているので、コイツをつまんで表側に押し出します。この際シリコンスプレーをぶっかけておくと外れ易いですし、コイツのダメージが少なくて済みます。

ハーネス留めが外れたら、リアターンランプハーネスの方も樹脂クランプを外しておきます。

それからT字型の黒いゴムシートがリアフェンダーとマッドガードの間から水が入ってこないように貼り付けてあります。両面テープで貼ってあるだけなので、簡単にベリベリって剥がしておきます。

このT字型ゴムシートは水の侵入を防いでいます

リアフェンダーは前後2か所の両側、計4点締めです。M8の通しボルトを裏から入れてナットで締まってます。対辺は12mmなのでソケットレンチとメガネレンチで緩めていきます。

リアフェンダーはここと、前の2点X左右の4点締めです

リアフェンダーの取付ボルトはワッシャが入ってますので、失くさぬよう気を付けます。ナット側はワッシャ無しです。

リアフェンダーの取付けはワッシャ付きのM8ボルトを内側から通し、ワッシャ無しでフランジナットで外側から締める構造です

それでボルトが外れたらリアフェンダーを上に抜いて外します。

リアフェンダーが外れましたが、一見したところ錆びは無いですね。きれいなもんです。これは良かった。

リアフェンダーは無事でした。錆び無し。

リアフェンダーの防錆をやっていきますけど、やっぱりゴムが侵されちゃうんで、穴埋めプラグとカラーを外してからゴムブッシュも抜いておきます。

スーパーラストガードで防錆していきますが、前回のフロントフェンダーと同じで、先に逆さにして塗って乾いた後、端末のヘムのところを塗って、正置きにして乾かします。

SR2号で錆びていたのは、ハーネスの板金クランプの溶接部ですから、ここに入念にぶっかけておきます。

SR2号ではこのハーネス用板金クランプの取付け部の錆が酷かったです

また内側側面のリンフォースの隙間も万遍無くスーパーラストガードを浸透させます。

内側側面にリンフォースがあるので周辺と中にも防錆剤を吹きます

後部のクロスメンバーは袋構造があるんで、穴なんかも含めて中までスーパーラストガードを吹いていきます。

こういうクロスメンバーも曲者です。周りだけではなく、穴や、中も防錆剤を吹きます

それからSR2号は、外側の取付け用パッチも錆びてましたので、ここも吹き付けが必要になります。

SR2号はご丁寧にこの外側パッチの周りも錆びてました

リアフェンダーの内側にスーパーラストガードが垂れてきますので、筆で均して裏面全体に塗り拡げます。

貧乏性なので、はみ出た防錆剤は裏面全体に筆で塗り拡げちゃいます

ただ、ここも前編のフロントと同じで、裏面全体が乾いてもベタベタになりますから、バイクを走らせたときに砂利が付きます。ですから、やるやらないの判断は個人にお任せしたいと思います。

はい、そうこうしてるうちに乾きましたので、ヘムの部分を塗っておきましょう。スーパーラストガードをヘムの中に充填して、中に残るようにひっくり返して正置きにして乾かします。

防錆剤が乾いたら最後に端末のヘムの中に防錆剤を充填し、正置きで乾かします

リアショックアブソーバー

次にリアショックアブソーバーなんですけど、SR2号は車体側のスタッドボルトがまっ茶に錆びてたので、リチウムグリスを塗っとこうと思います。ワッシャは上側が薄くて、下側に厚いのが入ってますので注意が必要です。

リアショックアブソーバーには片側上下で4枚のワッシャが入っていて、種類も3種類あります

2本サスは便利で、片側ずつやればオッケーなんですけど、スタッドボルトの根本にワッシャが入ってますので落とさないように注意して下さい。

2本サス車って便利!片側づつなら簡単に外せる

本来、ボルトの山にグリスは塗らないんですけど、SR2号のスタッドボルトはきれいに錆びてましたので塗っておきます。ついでにリアショックアブソーバーのゴムブッシュが乗っかるところも一緒に塗っておきます。

ボルトにグリスを塗っちゃいけないんですが、SR2号では錆びが酷かったんで、塗っておきます

それからリアショックアブソーバー自体もちょっと怪しいんで、部品の付け根や板合わせの部分にスーパーラストガードを掛けておきます。頂いたコメントでは、この中が錆びてたっていうのもありましたので。

リアショックアブソーバーの部品の合わせ目も怪しいので、念の為、防錆剤を塗っておきます

スーパーラストガードを表面に吹くと流石にベチャベチャなんで、上っ面だけウェスで拭いておきます。

復元していきますが、ここの締付トルクは32Nmなんですよ。だけどグリスを塗っちゃったんで、規定トルクで締めるとスタッドボルトの軸力が上がり過ぎちゃいます。そこで、ちょっと少なめに加減して締めます。こればっかりは何Nmで締めると良いとは言えないんで、ボルトが伸びない程度に感覚で締めることになります。

チェーンカバー

次にチェーンカバーなんですが、後側の締付は簡単に外せますが、前側は狭くて簡単には外せないんで、ここは潔くマッドガードを外します。両側2点をM6ボルトで留められてますので外しちゃいます。

チェーンカバーの前側締付部は狭いので潔く、マッドガードを外しちゃいます

マットガードを外すと、チェーンカバーの前側の締付部がモロ出しになりますので、10mmのメガネレンチで緩めていきます。前側が外れれば、後側は簡単にボルトが緩められますので、チェーンカバーがこれで外れます。

マッドガードを外せばチェーンカバーの前側締付部が露出します

リアフェンダーがついている状態でチェーンカバーを取り出すのはかなりパズルで、出来なくはないんですけど、傷付きそうですし、SR1号では前側のブラケットを曲げちゃった経験があります。そこで、ここは潔く、簡単に外れますんで左のリアショックアブソーバーを外したほうが近道みたいです。左のリアショックアブソーバーさえ外せば、簡単にチェーンカバーが出し入れ出来ます。

左側のリアショックアブソーバーを外せば、チェーンカバーがなんなく取り出せます

チェーンカバーも防錆していきますけど、前側の締付部にゴムグロメットがあります。防錆剤で侵されちゃいますので、先に外しておきます。因みにこのゴムグロメットは向きがありまして、鍔が小っちゃい方が上になりますので注意が必要です。中にカラーも入ってますので失くさないように注意します。

チェーンカバー、前側の締付けはフローティングなので、ゴムグロメットとカラーが入っているので防錆剤で侵されぬよう外しておきます

ゴムグロメットが外れましたらスーパーラストガードを塗ってきますけど、前にSR2号で錆びていたのは前側の足の溶接の継ぎ目です。ここに防錆剤を掛けます。

SR2号は新車でもここが錆びていたので親の仇です

あとゴムグロメットが嵌ってた部分は、板金が二枚合わせになってて非常に怪しいんで、ここにもたっぷり防錆剤を掛けちゃいます。

こういう板金二枚合せも錆び易いですから、隙間に防錆剤を注入します

それから後側のブラケットの合わせ部が一番怪しいです。ここはリンフォースというかパッチ構造になってますので、板金同志の隙間に充填するようにスーパーラストガードを掛けていきます。

板金の二枚合わせ部は錆び易いの特に注意が必要です

それから表面も、SR2号ではここから錆び汁が出てましたので、スーパーラストガードを隙間に充填しておきます。

後側ブラケットの表面側もSR2号では錆び汁が出ていたので防錆剤を仕込んでおきます

下辺は全体的にヘムになってますんで、ここもスーパーラストガードで満たしておきます。特にSR2号ではここが錆びてました。重力で、ここに水が溜まって錆び易いんでしょうね。

ヘム部はもう、錆びて下さいといわんばかりの構造ですから、中を防錆剤で満たします

防錆処置が終わったらチェーンカバーを取り付けます。

チェーンカバーは後側からボルトを締めちゃうと、前側の締付穴が合わなくなっちゃうんで、M6ボルトは前から仮締めして行きます。取付ける前に前側のゴムグロメットとカラーを忘れないようにします。ゴムグロメットは下側の直径が大きい方向が下側になりますので要注意です。ゴムグロメットの中には金属のカラーが入ります。取付の途中で落っこっちゃうことがあるので、締付の直前に付けた方が良いかもしれません。

取付ボルトは首下が20mmの長い方のM6になります。これにワッシャが入ってます。ヤマハのボルトってワッシャが取れるタイプなので、ちょっと面倒臭いですね。

チェーンカバーの前側の取付ボルトはM6で首下が20mmと長い方です。ワッシャが入ります。

このボルトの仮締付は超やり辛いです。斜めになってボルトが齧ると、スイングアームの修正が滅茶苦茶に大変なので慎重にしっかり芯出しして仮締めしていきます。ここの締め付けトルクは7Nmになります。

それで前側が締まりましたら後側は簡単です。首下が14mと短い方のM6ボルトになります。締付トルクは同じく7Nmになります。

リアフェンダー取付

リアフェンダーの取付ですけども、防錆処置後にゴムブッシュ、カラー各4個を取付けます。このブッシュは向きは無いです。

リアフェンダーにゴムブッシュを4ケ取付け、中にカラーを入れます。方向性は無いです。

リアフェンダーを車体に取り付けM8ボルトで留めていきます。首元にワッシャを入れるのを忘れないようにします。

リアフェンダーはワッシャ付きのM8ボルトを内側から通して取り付けます

リアフェンダーの内側からこのボルトを通して外側からナットで締めます。締付トルクはサービスマニュアルに記載がなかったんですけど、M8なので多分16Nmだと思います。

リアフェンダーの取付け内側から通してM8ボルトを外側からワッシャ無しのフランジナットで締付けます

テールランプ ブラケット取付

次にテールランプブラケットを取り付けていきますけども、ゴムシートのブッシュを嵌めて中にカラーを入れます。カラーは上側2つが短くて、下側2つは長い方になりますので、要注意です。

それで取付ボルトなんですけど、上側2本は首下にワッシャが入ります。ブラケットの表からこのボルトを通して、リアフェンダーの裏側からM6のナットで締めていくんですけども、ここにワッシャは入りません。締付トルクは多分7Nmだと思います。

テールランプブラケット締付は4本ですが、上側2本にだけボルト側にワッシャが入ります

最後に下側の2点を締めますが、反射板を共締めしますのでワッシャが入りません。同じくM6のナットで裏から7Nmで締め付けます。

テールランプブラケットは奥側2点のボルトを締めてから下側2点を反射板と共締めします

テールランプ取付

テールランプブラケットが付いたらテールランプを取り付けます。ここの締付はラバーマウントになっていますので、ゴム同士が中で噛み合うように注意が必要です。締付トルクは恐らく7Nmだと思います。

テールランプの取付は反射板を挟んでのフローティング構造ですから、中でゴムが上手く嵌めあうよう注意します

この状態でテールランプのハーネスがリアフェンダーの中に垂れてます。リアフェンダー上面の穴から表側に出てくるんですけど、割りグロメットを先付けするとハーネスを通すときに落ちっこっちゃうんで、ハーネスを通した後に取付けます。

テールランプハーネスはリアフェンダー上面で表側に出し、この穴にハーネス保護用の割りグロメットが入ります

リアフェンダーの裏側の板金クランプ6か所にテールランプハーネスを入れて、手で曲げて固定します。手を切らないように注意します。

テールランプハーネスをリアフェンダー裏面の板金クランプに嵌めていき、外れないように手で折り曲げます

それでハーネスが通ったら割りグロメットを後から付けます。付ける向きは小さい径の方が下側になります。で、こういうときはシリコンスプレーを塗ると簡単に入ります。こういう部分は板金の板コバがギロチンになって、5万km、10万kmと走ってるとハーネスが切れちゃいますから、確実にこのグロメットがハーネスを守る向きに付けます。

ハーネス保護用の割りグロメットはテールランプハーネスを通してから取付けます

それでハーネスが通りましたら、リアターンランプのハーネスと一緒に黒いゴムクランプで留めるんですけど、ここもシリコンスプレーを塗って、リアフェンダーの裏側からプライヤーでゴムクランプのヒゲを引っ張れば簡単に付きます。手でも出来るかもしれません。

テールランプハーネス、リアターンランプハーネスを引き回しクランプで固定します

リアフェンダー上のハーネスの引き回しが終わりましたら、青、黄、黒のギボシ端子を結合して行きます。で、コイツ、なかなか悪名高くて、節度感があまりないんですけど、それでもカチンと嵌るところがありますので、そこまでしっかり挿入するのが大事です。

テールランプのギボシ端子は結合時の節度感が薄いので注意が必要です

それからECUブラケットをM6ボルト3本で締めます。締付トルクは7Nmですね。

そしてECUをゴムバンドで留めます。

グラブバー取付

グラブバーの取付なんですけども、セットするときに一番内側に外径の小さいワッシャが入って、リアショックアブソーバーがあって、それから薄い大ワッシャ、その外がグラブバーになります。

グラブバーの取付けは、奥から小さいワッシャ、リアショックアブソーバー、大きな薄い方のワッシャ、グラブバーの順番になります

後側の締付はリアフェンダーの内側からになります。体の反対側からボルトを入れる作業って軸心がなかなか合わないんで、出来るだけ工具は使わずに手で締めてから工具で本締になります。締付トルクはM8だから恐らく16Nmですね。

グラブバーの後側はM8ボルトで内側から締めます

前側は袋ナットで締めていくんですけど、グリスが乗っかってますんで、締付トルクは32Nmなんですけど、グリスが無いときに比べてスタッドボルトの軸力が上がってしまいますから、ボルトが伸びてないか感触を確かめながら締めていきます。

ボルトに少しでも伸びそうな感触があったら、そこで締付を止めた方がいいです。じゃあ、一体何Nmで締めればいいかはグリスが乗っちゃうと摩擦係数が変わっちゃうので、何とも言えないです。

これでリア周りの防錆は完成です。次回は最終の後編、ヘッドランプ、メーター周りに続きます。

ご覧下さいまして、ありがとう御座いました。それでは、また! 

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