SR400 ファイナル エディション【初ワックス編】

バイク

はいどうも、こんにちは!秘密基地ひろしです。

さて先日納車されましたヤマハ SR400ファイナル エディションなんですが、まだ洗車しておりません。まあ、まだ納車されて3週間経っていないので当たり前なんですけどね。

先日納車されましたヤマハ SR400 ファイナル エディションです。SRって右側からのショットが多いので左後ろを載せてみました。

私、新車を買っての初ワックスにはかなり拘りがありますので、今回はそれをご紹介していきたいと思います。

私の洗車方針

今、拘りがあると言ったばかりですが、

私の洗車の基本方針その1は兎に角、手を抜くことです。面倒臭がりなので、一生懸命やり過ぎると逆に洗車しなくなってしまうので、出来るだけ手を抜きます。

基本方針その2ですが、洗剤は絶対に使わないです。全ての部分にワックスは塗れないので、油分を落とすとそこから錆びそうな気がしていています。

その代わり、いつもピカピカみたいな状態にはなりませんが、錆びずに表面に潤いがあることが第一優先です。また樹脂やホース、ケーブル類も然りで、常に潤っているようにしておけば劣化が少ないです。逆にそういう状態であれば汚れませんから、洗剤は必要ないと考えています。

まず最初にワックスの説明ですが、もうここ30年ずっとシュアラスターを使っています。これは自動車メーカーで開発をやっていたときの知見ではなく、その会社の同期入社で大学時代は自動車部だったというバリバリの筋金入りのクルマ好きがおりまして、その彼から教わったことです。

これはシュアラスターワックスの最高峰、マスターワークスです。アマゾンで100g缶を4,400円で販売しています。かなりゴージャスですが今度買って塗ってみたいです!

シュアラスターワックスの特徴

1.シュアラスターワックスの最大の特徴は、天然カルナバ蝋を使っているからだと思うのですが、樹脂やゴムに塗っても白くなりません。

ですからクルマもバイクも丸ごと一台を一つのワックスで済ませられます。なんでもかんでも手当たり次第に塗れちゃいますので、手抜き大好きの私にはうってつけです。

特にバイクは色んな材質の部品がむき出しですので、手当たり次第に塗れちゃうのは助かります。

樹脂やゴムにも濡れて白くならないと言いましたが、最も顕著な効果が次の写真です。

左側が納車からまだ3週間のファイナル エディッションですが、フォークブーツは艶が落ちており、茶色掛かっている始末で、とても新車とは思えない状態です。

一方、右側は4年前に買った2017年式で、いつもシュアラスターを塗っているので艶々しており、黒々です。前回のワックス掛けは2、3か月前ですから、効果は凄いです。

ファイナル エディッションもシュアラスターでケアしていきますので、テカテカになると思います。

2.水洗いのあと、水分を拭き上げないでそのままワックスを塗れちゃうことです。

そもそもシュアラスターワックスはワックスの伸びを良くするため、スポンジに水を含ませてから塗れと使用方法にうたっているほどです。水洗いの拭き上げが省略出来るのはすごく大きいです。

水を拭き上げても完全には拭け切れないので、夏場だと残った水跡がすぐに蒸発して輪染みで残ったりします。でも濡れたままワックスを塗ればそんなことも起こりません。本来手間の掛かるワックス掛けに断然やる気が出ます。

3.天然カラナバ蝋を使っているので、深みのある光沢が出ます。特にソリッドカラーはそうです。うちのバイクだと古い方のSR400とハーレー スポーツスター 通称パパサンがソリッドブラックなので、値段が高目のシュアラスターで塗ると、すごく深みが出ます。

シュアラスターは昔、ホームセンターでよく売ってたんですが、最近見ないのでずっとアマゾンで買っています。どうしちゃったんですかね?

実は仕事でアメリカに駐在していたときにメイドインUSAのシュアラスターが安く買えると期待していたのですが、遂に売っているところを見たことがないです。

たまの日本への逆出張で日本で買ってアメリカに持って帰ってパパサンの洗車に使ってた始末です。

シュアラスターのワックスの中にも当然ラインナップ、ヒエラルキーがあり、こんなラインナップになっています。予想以上に結構ありますね。

シュアラスターワックスって8種類もあるんですね。今回このブログを書いていたら俄然、最上位のマスターワークスを試してみたくなりました。

昔、ホームセンターに置いてあったのはブルーレーベルのシリーズだけでしたから、それ以上のものはお店で見たことも無いですし、買ったことも無いです。

いつもケチって一番下のインパクト(アマゾンで280g缶が2,000円ぐらい)を買ってしまうのですが、これでも十分満足です。

今回はブログで取り上げるので奮発して、ザ・シュアラスター(アマゾンで280g缶が3,500円ぐらい)を買ってみましたが、インパクトとの差は歴然です。艶、深み、持ちが違います。

特にパパサンやSRのソリッドブラックに塗るとハッとするぐらい深み、艶が全然違います。

この手の商品は普通、値段による商品の差や違いって分かり辛いんですが、これは本当によく分かります。これはスゴイことです(私、シュアラスターの回し者じゃないですよ)。

洗車道具について

私の洗車は手抜きが信条ですので、いたってシンプルです。先ほど紹介しましたシュアラスターワックス、ブラシ類と水洗い用とワックスふき取り用のタオル、各1枚のみです。

洗車道具はこのようにいたって簡単

では実際に洗っていきますね。

まずは水洗い

最初の水洗いのときに、ボディに傷が付かないようバイク全体に水を掛けて十分に濡らします。この時、大きな汚れやほこりを洗い流します。

でも水流は普通のシャワー状態にして優しく掛け、高圧にはしないです。プレッシャーを掛けると部品の中に水が入ったりしますからね。

最初に水を掛けて十分濡らします。大きな汚れや埃はこのシャワーで洗い流します。

次に水洗いです。これは今更言うまでもないセオリーですが、たっぷりの水を掛けながらタオルで洗い流していきます。埃さえ取れればOKです。

大量の水を掛けながらタオルで汚れや埃を落とします。軽くサッとやるだけです。足回りはブラシを使います。

ワックス掛けていきます

本来なら次は水の拭き上げですが、シュアラスターは濡れたままワックスを掛けていくのが基本ですので不要です。手抜き主義の私にはこれが一番刺さります。

またバイクってクルマと違い水を拭き上げ難い場所ばかりです。なので完全に拭き上げきれないので、そのままワックスが塗れることはありがたいです。

初ワックスのポイントは兎に角、”隙間に塗りこめ!”です。特に金属の隙間には将来的に錆びないようにワックスをわざと塗り込みます。そして拭き上げるときは表面だけ拭き上げて、隙間につまったワックスはそのままにしておくのです。

こうすることで隙間への水の侵入、滞留を防ぎ、錆びを防止します。ネガな部分としては拭き取らない部分が薄汚れてきますが、楽をしながら錆びさせないこと考えると私的には全然問題無いです。

まず最初にシートを外します。これは誰しもやっていることとは思いますが、見えないところは手を抜きたくはありますが、こういうところこそケアーしておかないと、錆びたら大変です。

見えないところのワックス掛けって面倒臭いですが、こういうところこそチャンとやっておかないと後で大変な目に

ところでシュアラスターワックスは”昔ながら”なので、パッケージも缶です。いつも思うんですが、この缶の蓋を開ける為のマイナスドライバーをいつも準備し忘れます。

でも大丈夫ですよ、安心して下さい!(いつも明るい安村風)缶の上の青いカップの縁は段々になっているので、これを缶の蓋に突っ込んで開けられます。シュアラスターワックスの隠れた4つ目の長所なのです。

青いカップの縁で缶の蓋が開けられます。これってそもそもそう出来るようカップの縁を設計したのかな?

次に外したシートは忘れがちなので先にワックスを塗っちゃいます。SRの場合、後に小さなテールカウルがあるので、ここだけです。

本当はシートにワックスを塗りたいのですが、滑るので流石にNGです。

テールカウルにはYAMAHAのオーナメントが付いています。樹脂なので気にすることは無いのですが、ここでも隙間にワックスを塗りこんでいます。YAMAHAのレターは窪んでいますが、お構いなしで塗りこんでいきます。

因みに気が向けば歯ブラシなんかで丁寧に窪みの中のワックスを拭き取りますが、通常は表面だけ拭いて終わりです。こういうのが許せない人は結構いらっしゃるかと思いますので、どう塗るかは人それぞれですね。

オーナメントの凸凹もお構いなしにワックスをぶち込みます。拭き取りはザックリとしかしませんので、気にならない人用のやり方です。

いよいよ燃料タンクから塗っていきますが、ここでも水で濡れたままです。SRの場合、昔ながらのバイクなので、タンク前部のフランジの合わせ部にゴムのガーニッシュが付いています。こんな手当も今のバイクでは見かけない超レトロなものなので、非常に感慨深いです。

シュアラスターは白くならないので、このガーニッシュもガンガン塗ってしまいます。燃料タンクは後でチャンとワックスを拭き取りますが、ガーニッシュは拭き取っても取らなくても同じなので、塗りっ放しです。

燃料タンクにワックスを塗るついでに樹脂、ゴムと手当たり次第に塗れちゃうので楽ですし、精神衛生上もよろしいです。

それが功を奏して何年経っても黒々とします。また同じところにオイルフィラーの樹脂キャップがありますが、ここも塗っちゃいます。後で拭き取らず塗るだけなので超楽チンです。

燃料タンクのオーナメントなんかも容赦なくワックスを塗るというより、詰め込んでいきます。こうすると後で拭き取りが面倒ですが、表面しか拭き取らないです。

オーナメントも容赦なくワックスをぶち込みます

なのでそういうことを気にされる方へはチョットおススメ出来ない感じです。流石の私もある程度ワックスが溜まって汚れてくると、歯ブラシや爪楊枝できれいにします。

このファイナル エディションのお気に入りの一つがこのサイドカバーの立体オーナメントです。恐らく金属のパネルをプレスしたオーナメントというよりもメタルラベルですね。

お気に入りのSRのロゴですが、金属製と分かった瞬間、狂ったようにワックスをエッジに擦り込みます!

チャンと防錆処理はされているので将来的に錆びそうにはないですが、金属の隙間と聞けば、ここもワックスをエッジのところから裏側に侵入させる勢いで擦り込みます。打つべし!打つべし!打つべし~!

ハンドルのコンビスイッチなんかは金属と樹脂の合体物ですから特に都合が良いです。レターの小さい凹や隙間にワックスが詰まるのを好まない人もいるかと思いますが、長持ちが優先ですので、ワックスを擦り込んでいきます。

コンビスイッチも全部塗ってワックス詰まりを起こしておけば、何年経っても黒光りします

表面の拭けるところしか拭き取らないのでワックスが詰まったままのところも出ますが、あまり気にしないです。あと周辺のケーブルやハーネスも手当たり次第に塗っちゃいます。

シュアラスターワックスの真骨頂はゴムへの塗布です。SRは古いバイクなので、レバーの根元に保護ゴムカバーがあります。塗装面へのワックス塗布のついでに何気に塗れちゃいます。

SRは古いバイクなのでゴムのカバーも多いです。ついでに塗っておけばいつも黒々としています。

あとで拭き取り難いので塗りっ放しが多いです。たまに塗るだけでいつもヌルヌルするほど潤います。

ゴムや樹脂への塗布を強調して紹介していますが、ヘッドランプ等のメッキ品の板コバにもワックスを詰め込んでおけば、将来的に錆びません。

意図的に隙間に塗りこんで、ここでも表面だけ拭き取り、溝に入り込んだワックスはそのまま防錆剤として残します。

ヘッドランプはメッキ材なのでこういった板コバの隙間に塗り込むと防錆効果が高いです。

ウィンカーも金属、樹脂やゴムの混合品ですのでうってつけです。特にレンズのビスの穴や縁にも容赦なく塗っていきます。

このようなビス穴にワックスが詰まると取れませんが、ガンガン塗っちゃいます。

SRのフォークブーツはゴムのように見えますが実は樹脂です。ここも塗装面同様、塗っておけば常に潤い、黒々と光ります。こういった部品は経時変化で劣化しますので、アンチエイジングにも効果があります。

フォークブーツも何気に塗れるのが一番大切なことです。

私、超面倒臭がりですが、フレームとか錆びるのが一番嫌なので、見えないところですが塗っておきます。その代わりたっぷり塗り込んで拭き取りはしないです。

フレームなんかも手当たり次第に塗っちゃいます。ただし見えないところは拭き取りしません。

段々堆積していってきちゃなくなりますが、そもそも見えないところなのでOKです!保護が優先です。

錆び発生で一番危ないのが社外品です。次の写真はデイトナのリアキャリアです。デイトナだけではなく社外品は全般的にメッキがバイクメーカー品に比べて薄いです。

特に溶接部分はメッキの乗りが悪く、すぐに錆びてきます。そこで買ったらすぐにシュアラスターを詰め込むように塗って、表面だけ拭き取り、溝や窪んだところはそのまま放置して、ワックス掛けの度に堆積させます。

一番危ないのがそもそもメッキの薄い社外品、特にメッキの乗りが悪い溶接部です。買ったらすぐにワックスを詰め込んじゃいます。

ブレーキホースは特にシュアラスターを塗ることをお勧めします。ブレーキホースは強靭ですから、そうそう切れるものではありません。

でも10年以上たつと表面が干からび、ヒビが入ってくることがあります。でもシュアラスターを塗っておけば、いつも潤ってる感じです。うちの21年選手、カワサキ W650は黒々とてかってます。

そんなに神経質に塗る必要は無くて、塗れる範囲をついでになでるような感じでやり、あまり手間を掛けないのがポイントです。真剣にやると疲れちゃって次からやんなくなっちゃいますからね。

スピードメーターケーブルやエンジン回りのゴムホース類、電装ハーネス、樹脂カバー、兎に角、手当たり次第に塗れるものは全部塗っちゃいます。さっきも言いましたけど、塗装、メッキ面以外は拭き取らずに放置です。目立つ場合は拭き取りますが。

最後にシート下の見えない部分、リアフェンダー、ハーネス、ECU、バッテリーなんかも軽くサッとシュアラスターを塗ってやります。当然ここも拭き取らないで、手抜きです。

シート下も金属であろうがバッテリーであろうが塗っちゃいます。でも面倒臭いんで見えないところは拭き取りません。

うちのカワサキW650、通称ダブロクは21年目、3万キロ走行になりますが、錆びが一つもありません。

屋根下保管なら当たり前と言われそうですが、一時は長い間通勤に使っていましたので雨の日も結構乗っていました。

会社の駐輪場には同じダブロクが何台かありましたが、大概、アクセルワイヤとか細かいところが錆びています。

でも私のダブロクはワックスを塗るたびに擦り込んであるので、錆一つ無いです。また樹脂にも塗れるので、特にブレーキホースやワイヤーケーブルも何気に塗っておけば表面が潤って長持ちします。ケーブルのアウターもテカテカです。

ネガな部分として、隙間に詰めたワックスが黒くなって見栄えが悪くなりますが、表面が守られていることを思えば、そんなに気にならないです。(ここは人によりけりですけど)

まとめ

冒頭、初ワックスのやり方といいましたが、実はいつも同じなんですよ。このやり方だとワックスも長持ちしますし、部品も劣化が少なく、いつもバイクをきれいにしておけます。

兎に角、洗車のポイントは出来るだけ楽をして、出来るだけ効果を実感することでしょうね。そうすれば次もやる気になります。一番よくないのは神経質になり過ぎて洗車が苦痛になることだと思います。

そういった意味ではシュアラスターワックスうってつけです。

色んな材質のパーツがむき出しでついているバイクでは、一つのワックスでどんどん連続で濡れちゃえば、すごく効率的です。特に樹脂、ゴム類です。

またバイクはクルマのようにボディがないので凸凹しており、水洗いのあと、水が拭き上げ切れません。でもシュアラスターなら濡れたまま塗っていけるので、ここでも作業が早く済みます。

そしてカルナバ蝋で艶や深みがでますので、もういうことなしです。

私、シュアラスターの回し者ではないですが、30年以上に渡ってご機嫌で洗車出来てきたことには大変感謝しています。

今後ですが、いまやコーティングが主流になりつつあり、ワックス掛けは廃れそうな感じですので、そちらもチョット試してみて比較していきたいと思います。

以上になります。ご覧下さいまして、ありがとう御座いました。

それでは、また!

動画版はこちらです

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