【SR400 ファイナル エディション】防錆物語パート2

バイク

はいどうも、こんにちは!秘密基地ひろしです

前回、新車のSR400から錆が出たと騒ぎまして記事にしましたが、反響の大きさに驚いています。

「こんなとこも錆びますよ」とか、「こんな防錆対策やってますよ」から、「どうすればいいの?」まで、たくさんコメントを頂きました。

その中には聞きたくなかった情報もありましたが、聞いたからには開けてみて点検し対策しまっス!

SR2号は1号のベンチマークとして購入したので、ミラー交換以外は分解しない予定だったのですが、ま~見事にバラバラになっています。

SR1号のベンチマークとして温存する予定がこの変わり様

SRを愛でる企画なのに、この絵面は酷過ぎです。

出来るだけ点検対策しますが、ここから先はショッキングな画像が出てきますので、心臓の弱い方、特にファイナル エディションのオーナーで心臓の弱い方は、気を強く持って読み進めて下さい。

それでは右後ろから反時計回りに錆の発生状況を確認していきます。

リアショックアブソーバー用スタッドボルト

まずはリアショックアブソーバーの上側のスタッドボルトですが、ま~見事に錆び錆びです。とても320km走行の新車じゃないですね。

リアショックアブソーバーの上側の取付け用スタッドボルトです。これがたった320km走行の新車ですよ~

でも早く見つけてよかった。知らないままだとナットが外れないぐらいに錆びるところでした。

同じスタッドボルトでも下側のスイングアームはキレイで、油分があります。でもここも安心してては駄目で錆びる前に防錆しちゃいます。

上側は錆び錆びなのに下側のスタッドボルトは油分が乗っててキレイ。

グラブバー

このお陰でグラブバーのここを咥えるところが貰い錆びのようになっています。錆の出どころはスタッドボルトですが、一緒に錆びていく可能性大ですので、ここも防錆対策が必要です。

スタッドボルトから貰った錆だと思いますが、グラブバーのクワエ部分にも錆が!恐らく一緒に錆びていくんだと思いますので対策要です。

キックアーム

次にキックアームのピボットですが、ワッシャが薄っすら錆びてますね。SR1号は外装にシュアラスターワックスを掛ける際に一緒に塗りたくっていたので守られていたようです。

キックアームのピボット部分です。こんな見え易いところも錆びてたんですね(泣)。

エキパイ

本当は外したくなかったエキパイです。外すとエンジンとの間に挟むガスケットが交換になりますから。

エキパイのエンジンとの合わせフランジの根元が結構派手に錆びています。排気系だからしようがないかとも思いますが、まだ320kmですよ~ヤマハさん!。

エキパイのエンジンとの結合部分です。排気系とは言え、これも酷いな~。

エキパイの下側はブッシュが入ってラバーマウントになっています。ここも錆びています。ブッシュが錆びたのかエキパイ側のブラケットが錆びたのかよく分かりません。

同じくエキパイですが、下側の取付け用ラバーブッシュとそのブラケット、更にはブラケットとエキパイの隙間も錆びています。

ついでにこのブッシュブラケットも板コバとエキパイとの隙間に錆が発生しています。

エンジンマウントブラケット

エンジンの前側の黒いマウントブラケットに白い錆のようなものが浮いています。これも錆なのかな~?

前側のエンジンマウントブラケットですが白い粉のようなものが浮いています。これも錆ですかね?

ハンドルポスト

ハンドルポストのボルトの先端がトップブリッジの下から見えるんですが、見事に錆びています。ここだけならいいんですが、中がどうなっているか心配です。

ハンドルポストのボルト先端が錆びています。上の中の方が心配です。

ヘッドランプケース

ヘッドランプはOKでしたが、ヘッドランプのケースが駄目でした。

内側の下に水が溜まったようで薄っすら錆が出ています。

大事な大事ないつもメッキでピカピカのヘッドランプケースも中が錆びています。ショック!

またケースを固定している部分の補強パッチの間から錆汁が垂れています。

これもヘッドランプケースですが、横のパッチからも錆汁が~

それから上下エーミング用の固定ブラケットがスポット溶接してある部分の内側が薄っすら錆びています。

ヘッドランプケース、とどめの3発目はこのスポット溶接部。溶接したとこってメッキの乗りが悪いのかな~

スピードメーターケース

頂いたコメントの中に「メーターも錆びるよ」とあったので分解してみました。

メーター側は錆びてなかったんですが、メーターケースの板コバが錆びて赤くなってます。

スピードメーターケースの中にも錆が!ここまで来ると誰も知らない土地に旅に出たくなります。

リアショックアブソーバー左

左のショックアブソーバーのスタッドボルトも右側同様錆びています。錆び錆びです。

「ブルータス、お前もか!」ってことで、右側同様、左側のリアショックアブソーバー用スタッドボルトも真っ赤っかです。

恐らくグラブバーの先端がYの字型になっていてショックアブソーバーの上側と共止めですので、このYの字の隙間から袋ナットの中に水が入って錆びたんだと思います。

チェーンカバー

チェーンカバーですが、本体とステーの溶接合わせ部から錆汁が出ています。

チェーンカバー本体とステーの溶接つなぎ目から錆汁が流れ出ています。2か月でこうだから将来が心配。

それから本体の下端がヘムしてあるのですが、これはポケットになっており、一番下になるところに水が溜まったみたいで、このヘムの中が錆びています。 

チェーンカバーですが、ここのヘムが一番低いので水が溜まって錆びたみたいです。

このSRは、納車からまだ2か月で雨中の走行も濡れた路面での走行も無いです。保管は格納庫で屋内です。洗車を2回ばかしやったのでその水だけで錆びちゃったみたいです。

でも錆びちゃったものはしょうがないので、これ以上拡げないよう対策していきたいと思います。

前回の防錆施工例

ついでに前回の防錆施工例も紹介しておきます。

フロントフェンダー、リアフェンダー、マフラー、テールランプブラケットになりますが、ヘムや袋構造部分、板コバなんかを、クレのスーパーラストガードでガッチリ塗ったら、全面を塗っちゃった感じになってます。茶褐色の部分がそうです。

前回クレのスーパーラストガードで防錆処置したフロントフェンダー、リアフェンダー、マフラー、テールランプブラケットです。錆びたところだけを施工したのですが、なんか全面に塗った感じになっちゃってます。

スーパーラストガードは拭き上げずにそのまま車体に付けちゃいます。見えて触るところは清掃してワックスで仕上げます。

フェンダーの内側は洗濯機みたいなもので、雨の中を走ると水流で防錆剤が流されないか心配です。

同じくコメントの中で「防錆剤はどれぐらい持つの?」と質問を頂いていますが、こればっかりはよく分かりません。

そもそも防錆剤の選択としてスーパーラストガードが正しかったのかもこれからの検証になります。

クレのスーパーラストガードです。ホムセンで800円程度と防錆剤の中でのコスパ王かと思い使ってみました。

ただ、図らずも防錆剤がかなりはみ出してベタベタしていますので、たまに触ってみてベタベタしてればOK、そうでなければスーパーラストガードを追いスプレーします。

まとめ

今回は本当に驚きましたし、呆れましたし、凄いものを見た感じです。

SRって、防錆性能も43年前のままだったんですね。

ダブロクとか、うちの他のバイクはこんなに酷くないので「ヤマハ!いい加減にしろ!」って言いたいですが、一方で、「それがSRの世界なんですよ」という考え方もあり、なんだかなあって感じです。

SRを所有するってことは、こういった錆の弱さも含めて楽しめなければ駄目と、達観するしかないんでしょうね。

惚れたが負けです。「こんなバイク要らないです!」とは全く思わないので。

今後は出来るだけ安く、手間が掛からないように防錆対策を打っていきます。

まずはクレのスーパーラストガードを試しながら、ボルトに関してはグリスアップですかね。

寝耳に水のSRオーナーの方は、脅かしてスミマセン。でも事実はチャンと伝えた方が良いですよね。

SR、特にファイナル エディションは長く持つ方も多いでしょうから、早め早めの防錆施工が良いと思います。

2,3か月したらまた分解してみて効果を報告します。

以上になります。ご覧下さいまして、ありがとう御座いました。

次の記事でお会いしましょう!

動画版はこちらです

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