はいどうも、こんにちは!秘密基地ひろしです。
さて先日納車されましたヤマハ SR400 ファイナル エディションなんですが、動画の撮影やら、ブログの記事やら、何やらで乗り回しているものの、すごく気になっていることがあります。というのも大事な処置をやっていないからです。
それは何かというと燃料タンクの保護です。
実はですね、遡ること40年前、今じゃこんなオヤジの私も16歳のときがありました。16歳の誕生日に原付免許をとりにいって、念願のヤマハRZ50を手に入れ、毎日嬉々として近所を走り回っていました。本当に毎日乗ってましたね。用も無いのに。
そんなある日、シートを外して気が付いた事があります。シートが燃料タンクに当たっていて、そこが擦れてしまい光沢がなくなっていました。
我が青春のRZ50は下のような感じで、当時の原付スポーツの中では性能もデザインもピカイチだったのですが、シートがかなり燃料タンクに乗っかる感じでした。
まあしようがないよねと放置し、2、3年後に確認したら、塗料は擦れてなくなっており、燃料タンクの地肌が出ていました。これにはたまげましたが、毎日擦れるものでピカピカしており、錆びる風でも無いので当時は見なかったことにしました。
しかし今や私も大人(じじい?)になりましたので、ファイナル エディションについてはシッカリと対策していきたいと思います。
思い起こせばバイクメーカーのデザインって歴史的な流れがありますよね。
カワサキはもう男、”男!カワサキ”って感じで、強い男性的なイメージです。
ホンダは良くも悪くもジェネラリストな感じで、スマートで洗練されています。
スズキはGSシリーズがワイルドだったのに、GSXでは超まじめ路線に、と思いきやカタナを出したり、レーサーレプリカが過激だったり、中々面白いです。
ヤマハに関しては、もう女性的なラインが魅力だと昔から思っています。
そこで何故、女性的なのか考えてみたんですけど、全体的なラインは元より、どうも燃料タンクからシートへの繋がりにヤマハデザインは凝っていて必ず繋げてくる。それはどのメーカーもそうだと思いますが、ヤマハの場合は顕著だと感じます。
それは隣同士だから、接しているからという単純なことではなく、そもそもモデル上繋がってデザインされており、製品にする為には物理的に分ける必要があるので最終的に分断された。そんな感じを受けます。
結果そうすると女性の引き締まったウエストラインみたいなものが、そこに表現されているんでしょうか⁈なので女性的感じるのでしょうかね。
あとは全体的にラインがしなやかで、そういったところもあります。こんなこと感じているのは私だけかもしれませんが。
まあいずれにしても、ヤマハデザインは燃料タンクとシートを繋げたがる。イコール、シートが燃料タンクに乗っかりがちで、擦っちゃって塗料が剥げる、というロジックでしょうか?
ヤマハといえば、自分のMT09も見てみると、もう完全にシートが燃料タンクと繋がっており、乗っかっちゃってます。
このMT09、傷付け防止の処置をしていません。5年前に買ったときを思い出すとシートと燃料タンクの接触領域があまりにも多過ぎて諦めたように記憶しています。
という訳で諸説ありますが、ヤマハの燃料タンクはシートで塗料が剥げやすい!と宣言させて頂きます。
まあそれで何かが解決する訳ではないので、対策に移りまーす!
実はですね、前から持ってる2017年式のSR400には傷付き防止のテープを施工してありまして、こんな感じです。早く乗りたくて急いでテープを貼ったので、無造作にはみ出しており、見てくれは随分な感じで恐縮です。
シートを外して中を見てみるとこんな感じです。見栄えは良くないですが、テープの表面の擦れから、チャンと燃料タンクを守ってくれていると感じます。テープは擦れていますが、ダメージはそんなに深くないので、まだまだ交換しなくても大丈夫そうです。
そこで今回はもうちょっときれいに貼っていきたいと思います。
テープを紹介します
傷付き防止に使うテープを紹介します。ここはゴージャスなパッドを奮発したいところではありますが、私、今や無職の身ですので贅沢は出来ません。
出来るだけ安上がりな方法で対策していきたいと思います。そこで汎用の透明テープを使うことにします。
ホームセンターで一番厚い透明テープを探したところ、この3M スコッチ 型番315という、いわゆる透明ガムテープです。48mm幅、50m、で厚みは0.09mmと結構厚目です。価格は税込み330円ぐらいですのでかなりの安上がりです。
贅沢は出来ませんが3Mと聞いただけで高級なテープを連想し、何とかなりそうな気分になってきます。
因みにもっと安い普通の透明テープはこんな感じで、厚みは0.05mmなので、今回使用するスコッチ315は2倍ぐらい厚いことになります。
実は前回、初ワックス編のブログを上げたのは、テープを貼る前に洗車しておきたかったというのもあります。
傷付き防止テープを貼るだけですので、敢えて脱脂はしません。テープが痛んだら交換する前提ですので剥がすときに剝がれやすいようワックス掛け後に貼ることにしました。
前回のSRは完全にやっつけ仕事だったので、今回はもう少しきれいに仕上げることを考えます。
マスキングテープでトリムラインを描く
まずは保護テープのトリムラインをシートに合わせるため、マスキングテープでトリムラインにしたいところを貼っていきます。保護テープのトリムラインはシートより若干大きくとる必要がありますので、最終的にちょっとはみ出て見栄えが悪くなっちゃうんですけど、そこはしようがないですね。
はい、マスキングテープを貼り終えるとこんな感じです。
保護テープ貼付け
次にマスキングテープで描いたトリムラインよりも少し大き目に切った保護テープを貼っていきます。テープは48mm幅なので3枚必要です、上から順に貼っていきます。これら3枚は端っこが重なりますが、シートで隠れますので全然大丈夫です。
こうやって3枚の保護テープが貼れたら、いよいよトリムラインを切っていきます。
保護テープ端末カット
シッカリきれいなラインで切れるようにオルファのデザインナイフと下敷きにするクリアファイルを容易します。
オルファのデザインナイフの良いところは、鋭い刃先と切れの良さですね。でもあまり力を入れ過ぎるとクリアファイルを貫通して燃タンを傷付ける恐れがありますので、注意が必要です。
下の写真のような感じで、保護テープの端末を少し剥がして、クリアファイルをその下に差し込んで下敷きとし、その上からデザインナイフでマスキングテープのラインで切っていきます。
トリムラインが切れたら空気が入らないよう端末を再度貼り付けて完成です。
手を掛けた分、前よりは良くなったと思います。
完成
シートを取付けると、右側も左側もシートをめくるとそこにちゃんと保護テープが居てくれています。保護テープの方が大きくないといけませんので、多少のはみ出しは我慢です。
でも前側は少しはみ出しが大きいので、後で修正しておきます。
これで今日から安心して乗り回せます。
今後は洗車の度にテープの擦り減り具合を確認していきたいと思います。
古い方のSRは4年で6,500km走行しており、保護テープは擦り傷だらけですが、ダメージは深くないので、1万キロは余裕で持ちそうです。
そういえば…
ここでふと思ったのですが、こんな動画を作るまでして主張しているのに、なんでMT09って対策しなかったんだろうって。すごく心配になってきたので、シート外してみました。あー、やばいです。シートの内股に擦り傷があり、燃料タンク側のクリアコートにも少しダメージがあります!
結局、MT09もすぐに保護テープを貼って対策しました。本当に何やってんですかね~、まったく!
今回は以上です。ご覧下さいまして、ありがとう御座いました。
それでは、また!
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