SR400 ファイナル エディションですが、納車から1か月が経ちました。
もう一台、2017年式がありますので、そちらを色々といじっていって、こちらは”どノーマル”で乗っていくつもりです。
しかしですよ、この純正ミラーだけは変えようと思います。
これを気に入られている方には申し訳ないですが、やはり幅が広過ぎると思います。乗っていると隣のクルマに当てやしないかと気が気でないです。
それからステーの根元に衝撃緩衝機構としてダンパーが付いていますがゴツくて、華奢でスリムなSRには少しに似合わないと思います。
ヤマハ、逆ネジの呪い
ミラーをカスタムするとなると社外品を入れていくことになるのですが、ヤマハ党は右側のミラー取付けが逆ネジである洗礼を受けなければなりません。
これは昔からのヤマハの安全思想で、ミラーに前方から入力が入ったときにミラーが緩んで回転することによって衝撃を吸収することにあると思います。
左側は正ネジなので、どのメーカーも問題はなく、ミラーに前方から衝撃が入るとミラーは緩み方向なので回転できます。一方、右側も基本的には正ネジなので、逆にネジが締まる方向になり、ミラーが回転せず衝撃を受けます。
そこでヤマハは右側のミラー取付けを逆ネジにすることによって、両側共に対応できるようにしてあります。
でもここで”んっ!”って思います。今は衝撃緩衝機構が付いてるんだから、この逆ネジって要らないですよね⁈
いまだにここが逆ネジなので、ヤマハユーザーはミラーカスタムするときに、専用アダプターを買わなきゃならないのです。
しかも右側だけでなく、高さを合わせる為に左側も付けないといけません。
このアダプターの3悪としては
- アダプターを買わなければならない。600円程度ですが。
- 重量が増える。両側で70gぐらい。
- ミラーがアダプター分20mm上がり、すこしお間抜けになる。
ここは文句をブリブリ言っておきたいところではありますが、ヤマハさんから「かっこいいバイク、もう作ってやんないゾ!」って言われると困るので、これぐらいにしておきます。
いつの間にかタイカブに…
さて、4年前に買ったホンダのタイカブ125(正式にはドリーム スーパーカブ タイプXって言います)ですが、ミラーを変えるときにビックリしたことがあります。ミラーの根元が2重ネジになっており、ミラーに前からでも後ろからでも入力が入ると緩んで回転するようになっていました。
ミラーはアダプターを介して取り付けられており、アダプターのレバーホルダーへの取付けが正ネジで、ミラーステーをアダプターに取付けるネジが逆ネジになっています。
よく調べると2007年から新保安基準でミラーに衝撃緩衝機構を付けることが義務付けられていたんですね。なるほど、どおりで古参のSRにゴージャスでゴツいミラーが付いてる訳です。
やっぱり定番!AZミラー
ここで一旦、どんなミラーを付けるか考えたのですが、実は考えなくてもお気に入りがあるのです。
タナックス ナポレオンのAZミラーです。
そうです!漫画”バリバリ伝説”の主人公、巨摩 郡の愛車、CB750Fにも付いてたヤツです。(そっちは黒でしたが)
うちのカワサキ W650 通称ダブロクと17年式のSR1号にも付けています。
ダブロクはヤマハじゃないのでレバーホルダーのミラー取付け穴は両側正ネジですから、ナポレオンのような社外品を取付けるときには何の苦労も要りません。
一方、SR1号は少し工夫をしています。
例のヤマハ用逆ネジアダプターを付けると、その分20mm、ミラーが上がって折角のかっこいいミラーが台無しになります。そこでミラーステーを同じくナポレオンから出ている逆ネジステーSA-16に交換してあります。これでミラーステーをそのまま付けられ、ミラー高さの上昇を抑えられます。
南海部品で税込み1,188円でした。
SR2号こと、ファイナル エディションにもこの組み合わせでいこうと思います。
伏兵!デイトナ ハイビジーミラー
しかし、ここで問題発生です。
件の2007年新保安基準の影響でアマゾンでもAZミラーの出品が少なくなっています。
そこで一生懸命探しているとこんなものを見つけました。
デイトナの”ハイビジーミラークラシック”です。アマゾンで片側(税込み)2,799円でした。
形はAZミラーにそっくりで、ミラーをステーに通して好きな位置でネジ止めできます。
特徴としてはAZミラーのステーの軸径がΦ10に対してΦ12ということでゴージャスにみえます。ネジの呼びはM10なのでわざわざ軸を太くしている訳です。
また、ハイとローの2タイプがあり、ロー好きな私は迷わずこれです。
そして最大の特徴は、逆ネジ仕様がチャンと準備されていることです。
2007年新保安基準対応
これを取付けるには衝撃緩衝機構を入れる必要があるのですが、タイカブの例がヒントになります。
回転ダンパーが無いのなら、正逆2種類のネジを入れればいいのです。
ここでヤマハの右側は呪いの逆ネジですが、初めて美点になります。ここにヤマハ用逆ネジアダプターを入れればレバーホルダーへの取付けが逆ネジ、ミラー自体の取付けは正ネジになりますから、新保安基準クリアです。
問題は左側です。逆ネジのミラーステーはありますが、アダプターでオスが正ネジ、メスが逆ネジなんて見たことがありません。
でも一応、何かないかなと南海部品に行ったところ、何とありました!ありましたよそのものが!
ナポレオンのSS-10という商品です。2007年の新保安基準に対応するために作ってくれたんですね。お値段は南海部品で1個(税込み)605円でした。
このSS-10を左側に、昔からあるヤマハ用アダプターH-10を右側に使ってデイトナのハイビジーミラークラシックを取付けました。
下の写真、左がアダプター無しです。ハイビジーミラーのロータイプはかなり低い感じで、カッコイイですが、チョット低過ぎて冬グローブだと手の甲とミラーの隙が20mmぐらいしかない感じです。
一方、右側は20mmのアダプターを入れた状態になります。不幸中の幸いで、このアダプターによりミラーが上り、丁度よい高さになりました。写真からでも右側のアダプター有りの方が高さのバランスが良いのが分かると思います。
まとめ
実はハイビジーミラーを買ってから気付いたのですが、ミラー本体がどうも樹脂のようで、この時点ではAZミラーの方に軍配を上げていました。
しかしAZミラーもこの衝撃緩衝の対策を入れるとなるとミラーの高さが20mm上がるので、ロータイプがあるデイトナの方が最終的にはカッコイイということになります。
という訳で、今回のお題目「SRのミラーはこれだ!」は、デイトナ ハイビジーミラークラシック+アダプターによる衝撃緩衝対応をもっての私なりの提案にしたいと思います。
ご覧下さいまして、ありがとう御座いました。
それでは、また!
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