はいどうも、こんにちは!秘密基地ひろしです。
ちょっと残念なお知らせが御座いまして、S660にとうとうチッピングが発生してしまいました。後輪の後ろ、リアバンパーのエッジの部分です。
こいつは後輪駆動で、しかもハイグリップタイヤが粘着質なので、巻き上げた小石や砂利が、タイヤより内側に入っているリアバンパーにヒットますから、ここはやられるなって思って、なんかしなきゃいけないなあと思ってた矢先にですね、チッピングしてしまったということです。
そうなると後輪の周り一帯になんかやっとかないと、前側のリアクォーターパネルにもチッピングが起きてて、ここは塗料が剥げちゃってますね。なので今回はチッピング対策をしていきたいと思います。
【動画版はこちらです】
チッピングとは?
チッピングというのは、前のクルマとか自分の車が巻き上げた砂利と小石で車がダメージを受けることをいいます。以前の動画でもチッピングがどうのこうのなんて説明しながら、なんか偉そうに蘊蓄を垂れてましたけど、自分のが出ちゃって本当にざまあ無いですよね。
このS660を買った時に、明るい色なのでチッピングには気を付けなきゃいけないと思ってて、そのうちなんかやろうと思ってたんですけども、こんなに早く出ると思わなかったです。今回はちょっと対策を考えていきたいと思います。
でも出来ることといえば、保護テープをアーチに貼ってチッピング対策とするしかないなと思ってます。今回はちょっとそれをやってみたいと思います。
チッピング対策のテープを貼っていくんですけど、ちょっとリアマッドガードが邪魔なんで、まずは外します。で、マッドガード外す為には車体を上げてリアホイールも外していきます。
リアをジャッキアップ
以前にS660の車載ジャッキでのジャッキアップの仕方をやりましたけど、一つ分かったことは、S660は車載ジャッキで上げると凄く不安定です。
結局、2トンのフロアジャッキで上げていきたいと思います。20年ぐらい前に買ってずっと使ってなかったものなので、ちょっと心配ですがやっていきたいと思います。多分、5,000円もしなかったと思います。
それでS660の後側のジャッキアップポイントなんですけど、どうもリアクロスメンバーに溶接されている丸棒は牽引フックで、その前の青いボルトはピッチングストッパーといってエンジンのピッチング方向の振動を抑えるダンパーを留めるボルトです。
その後ろに大きなサービスナットみたいなのがあって、これは予測ですけど、多分、ここにジャッキアップするためのアダプターかなんかを取付けられるようになってるんですかね。
そこでこの丸棒2本を一度に両方共受けられるジャッキがあればいいんですけど、如何せん安々ジャッキなので、受け面が小っちゃくて乗りません。そこでこのサービスナットをめがけて上げていきたいと思います。
このまま上げると車体側の塗料が剥げて傷になってしまいますので、10mm厚のゴム板を受けに敷いて上げていきたいと思います。
次に後側をジャッキアップしていきますけど、前輪の前後にタイヤストッパーを忘れずにセットします。
後輪が上がったら、ジャッキだけだと危ないので、一応、馬を入れて、車が落ちても大丈夫なようにしておきました。
マッドガード外し
後輪が外れましたら、リアマッドガードを外していきます。
基本的に後側はちゃんと2ピースクリップを使ってくれてるんで、中のキノコ部分を持ち上げれば、非常に簡単に外せますし、再利用も可能です。これを順番に全部外していきます。
一番後ろ下側のリアバンパーへの留めは板厚が違うようで、違う種類の2ピースクリップが入ってます。
ホンダさんには、これを止めてほしいんですけど、前側3点は分解も再利用も出来ないクリップを使ってます。
無理にこじって中の板金をさっき痛めてしまいました。
外し方としては手があって、2ピースクリップが外せた部分のマッドガードを、ガバッと外側に出します。
件のクリップは裏から手を突っ込んで、クリップのカリの部分を裏側から押してあげれば綺麗に外れて、再利用も可能です。(あとで分かりましたが、このクリップは無限のサイドスポイラーをタッピングスクリュウでポン付けする為にこんな構造になってます。迷惑な話です)
外してクリップを見てみると完全に非分解式ですね。クリップのカリの部分がクリップのフランジまで上がってないので、外からカリを押して外すことが出来なくなってます。最悪です!このクリップ。
リアマッドガードの取付けクリップが全部外れたんですけど、なんとクリップ17点留めでした。私も仕事柄、色んな車をバラしてきましたけど、こんなにクリップが多いのは見たことが無いです。だいたい10点留めぐらいが普通なので、ちょっと異常です。なんでこんなに多いのかというと、多分、開発の途中でビレ音が出ると留め点を追加しちゃうんで、その結果なんでしょう。
だからS660の開発って結構、苦労したんでしょうね。
テープ貼付け
リアマッドガードが外れましたので、アーチの縁に保護テープを貼っていきたいと思います。今回はちゃんと真面目にカッティングシートを買って、10mm幅で切って貼ろうかなと思ったんですけども、1m、380円の透明のヤツで追従性は良いんですが、やっぱり粘着力が弱いんで駄目でしたね。
で、今回はタイヤの方に向いている面が外に出るときにカーブして、車体の横面と繋がるところをR止まりと呼ぶんですが、そこまで90°曲げて貼り付ける感じになりますので、どうしても粘着力が必要で、カッティングシートでは駄目だったということです。
そこで登場するのは、SR400の燃料タンクの保護にも使ったスコッチの315テープです。厚さは厚めの0.09mmで、値段は300円ぐらいで買えます。
これを貼りたいと思いますが、ちょっと注意が必要で、塗装面に貼るな!って注意書きに書いてあるんですよね。これを剥がすときに一緒に塗装も剥がれちゃうと困るんですけど、ちょっと試してみたいと思います。
それでホイールガード要件の黒い樹脂板の下から貼っていきたいと思います。R止まりの目印としては、丁度良い感じにラインが入っているんですよね。これはPL(パーティングライン)といって、リアバンパーの射出成形型の割り位置になります。ここを目印にテープを貼っていきます。
48mm幅のテープのほんの10mmぐらいしか使わないので、もったいないですが、しょうがないですね。
リアバンパーのPLに合わせて、先に横面を貼っちゃう感じですね。結局、面が少ないので乗りは悪いですね。
下の方はちょっと大目にはみ出してやっておきます。それで下まで貼り終わったら、適当なところでテープをカットします。
それで今度はタイヤの方を向いている面を貼り込んでいきます。このテープはあまり柔軟性が良くないので、皺が出ないように貼っていきます。
それで貼り終わったら、リアバンパーの内側の縁に沿ってカッターナイフで切ればOKです。
後側が貼れたら前側を貼ります。まあ、後側と同じですね。ホイールガード要件の黒い飛び出しから、リアバンパーのPL、R止まりにテープを貼っていきます。
途中からリアクォーターの板金に移りますけど、板金にはPLが無いので、R止まり目掛けて適当に貼っていきます。まあ、乗りが悪いんで、ちょっとよけい目に貼ってもいいんでしょうね。
そして下側はアンダーコートとの境目でテープをカットしちゃいます。
横っ面が貼れたら、内側に貼っていくんですけど、追従性が悪いのでシッカリ貼り付けます。
それで貼れましたら内側のエッジで余計なテープを切っていきます。
これで仕上がりました。ちょっと不細工ですけど、背に腹は代えられないです。これでちょっと試したいと思います。
そんな訳で前から気になってたチッピング対策、まあチッピングが起こる前にやりたかったんですけど、今回、なんとか出来ましたんで、暫くこれで試してみたいと思ってます。
以上になります。ご覧下さいまして、ありがとう御座いました。それでは、また!
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